2021-04-07 第204回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号
このため、事前放流により河川の水位を下げる効果に関して、今後、事前放流の具体的な実例の積み上げに基づいて検討を行い、水系全体で確実かつ効果的なダム運用ができるようにしてまいりたいと考えております。
このため、事前放流により河川の水位を下げる効果に関して、今後、事前放流の具体的な実例の積み上げに基づいて検討を行い、水系全体で確実かつ効果的なダム運用ができるようにしてまいりたいと考えております。
国交省としても、治水協定締結以降、大規模降水、降雨時のダムの放流量と水位の変化等の実際の基礎データを集約して分析をし、水系全体で確実に効果的なダム運用ができるようにしてまいると、そういう方向で進んでおります。
ダム操作につきましては、ダムごとに操作規則があるようでありまして、その規則に従って操作することになっているようでありますが、問題は、多目的ダムについては、堆砂容量、利水容量を残して洪水調節容量だけ放流していくことになりますから、洪水調節容量を超えるような雨が降ってダムの決壊のおそれがあれば緊急放流をしなくてはならないというところが、非常にダム運用の難しい、厳しいところだと思います。
続きまして、ちょっと時間の関係で、ダム運用の見直しについては答弁をお願いせず、ちょっとお願いだけさせていただきますが、昨日、政府は、台風十九号の被害を踏まえまして、ダム運用の見直しに向けた関係省庁会議を、第一回会合を開催されました。
これらワークショップを契機といたしまして、例えばベトナムではダム運用、洪水予警報システムの構築につながりました。また、気象衛星ひまわりの観測データを世界各国に提供しており、特に東アジア、西太平洋地域の約二十か国に対しては、台風や集中豪雨の防災活動で的確に生かされるよう、観測データの受信・解析装置の提供に加え、その利用方法の研修などの技術支援も行っております。
昭和三十四年のダム運用基準が環境権を加えてちょっと変わっただけで、現実的には、昭和三十四年時代の気象観測のデータをベースにしていたり、あるいはそのときの運用というものをベースにしていたもので、それから随分技術が変化をしていますよね。その変化を取り入れた運用基準の改正をすることによって、私は、ダムのポケットの活用というものは、治水や発電にもっと大きな活用ができるんだと思います。 どうですか、局長。
そこで、1として、「施設改変を伴わず、ダム運用を変更して発電能力を高める。」ということで、この下のところをごらんいただきたいのですが、ここに治水容量、利水容量という線が書いてあります。点線が治水容量、実線が利水容量。しかし、現実的には、この三角印のところまで安全のために二十メートルから三十メートル下げている、こういう状況でございまして、この空きスペースを容量と呼んでいるわけでございます。
例えば、北京市の持続的農業技術研究開発計画とか、あるいはダム運用管理能力向上プロジェクトとか、あるいは、これはあれですけれども、道路の耐久性・補修技術向上プロジェクトとか、四川省に植林するプロジェクトとか、こういうのもたくさん含まれています。
さらに、長安ダムの下流に位置します県営の川口ダムも同じく治水それから発電を目的としたダムでございますので、その容量の振替を、今先生おっしゃっていただきました渇水に強いダム運用をするために容量配分を見直しまして、両ダムで渇水に強い運用をしてまいりたいと思っております。
したがいまして、国土交通省といたしましては、引き続き河川流況の監視や適切なダム運用に努めてまいりますとともに、渇水に対しては早め早めの対応が大切であると、こういう認識に立ちまして、利水者等に春先以降の渇水に十分留意いただくための情報発信や関係者との連携に努めてまいりたいと、このように考えております。